      
最終更新日:2022年5月27日

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スギ・ヒノキ花粉のシーズンも終わりになりました。
今年の千代田区の飛散数は4500個/平方センチと去年より多く過去10年の平均値ほぼ同じでした。今年は昨年に比べヒノキの飛散が多かったためシーズン後半にも症状が強く出た方もあったと思います。
近年は都心部と多摩地区の飛散数の差が少なくなっていますが今年も同様の傾向がみられましたした。
当院では6年ほど前からスギ花粉症の舌下免疫療法も行っています。新たに開始する場合は6月〜11月に開始するのが良いと考えますのでご希望がある方はご相談ください。
5月の中頃からはイネ科花粉症のシーズンになります。
花粉症の原因となるイネ科植物としてはカモガヤ、スズメノテッポウ、オオアワガエリなどが知られています。
イネ科の雑草は、東京周辺では公園や空き地や河川敷などに生えており、5月から7月頃まで花粉を飛ばします。
この時期花粉症の症状が出る方は雑草の生えている場所に近づかないように注意が必要です。
一般にイネ科花粉はスギ花粉より重く、低い位置に咲いているため、スギ花粉のように何十キロも遠くまで飛ぶことはありません。
その代わり私たちの生活圏の中に生えていますので、油断をすると多量に浴びることになります。
イネ科が自生しているところはソーシャルディスタンスを大きくとれる場所が多いので油断してマスクを外さないように注意してください。 |
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